HOPEがプロデュースするシクロ&グラベル用リムです。

・細マッチョ
700cのリムでは規格外のタフさです。手でネジっても地面に置いて上から押さえても変形は極微小。
これね、安いリムだと笑えるくらいネジれたり、体重掛けて押さえるとメキメキ鳴ったりしますからね。これだけタフなリムは貴重だと思います。

・丁寧に
接合部分はもちろん溶接仕上げ。
溶接のビードは滑らかに削って、特に外側はどこが接合部からわからない位に丁寧に仕上げてます。

接合にピンを使うとウェイトバランスが偏るし、接合部のポコっとした出っ張りが高速走行時の空力にも影響を与えます。大きな影響とは言えないかも知れませんが、ライダーの足をひっぱりかねないネガティブな要素を徹底して排除するのがHOPE流。
良い仕事してますよ。

・頭文字D
チューブレス用のリムって、基本的にビードがハマる溝を一段高くしてます。だから、ビードをハメる(上げる？乗せる？？)ために、無理やり空気を入れるのが基本ですよね。

ちょっとしたことなんですが、このリム、ビードがハマりやすい様に溝の形を工夫してます。空気を入れたら自然とビードが溝に落ちる様にね。

「現場主義」って、ライダー目線だけじゃなくてメカニック目線でもあります。プロの現場、レースの現場ではメカニック目線の方が大事。トラブったら即時対応が求められますからね。

トラブルの種を知ってるからこそ、トラブらない製品を作れる。
現場で叩きあげてきたHOPEならではだと思うし、こういうパーツのひとつひとつに経験を落とし込んでるのはスゴいことだなと思います。

「ビードが上がらねぇぞ、オイ！チャーミーグリーン持ってこい！！」って、顔を真っ赤にしながら空気入れをシュコシュコ…レースの直前にやってたらコントですもんね。