2022年現在。
ヘッドパーツのサイズは下側が大きくなった『1.5テーパー』で、フレーム内部にワンが収まる『インテグラルIS』方式が一般的になってます。

2010年頃までは主流だった『1-1/8OSサイズのアヘッド(ワンがフレームから飛び出たタイプ)』のフレームはめっきり少数派になってしまったし、ヘッドパーツの選択肢も少なくなってきました…。「Full Marksみたいに、いまだに1-1/8アヘッドを使ってるバイクをカスタマイズしたい」とか「昔のバイクをリフレッシュしたい！」というライダーさんにとっては無くてはならないアイテム…。ということで、GDRで用意しました。

もちろんカートリッジベアリングを採用で、砂や水が付着してもベアリング内部まで入り込みにくいのは当然として…。
ヘッドパーツ上側のワンはエッジ部分に段差がついていて、上部のキャップがカポっとかぶさります。このおかげで水分が入り込みにくい様にと配慮されてるのが、このヘッドパーツを選んだ最大のポイント。
あるていどのスピードで走ってれば問題無いのですが、静止状態が基本のトライアルだと、顔から落ちた汗がヘッドパーツ周辺にポタポタとしたたり落ちます。カートリッジベアリングなら、内部まで影響が及ぶ事はないけど、ベアリングの外側が錆びてしまうことが多々あります。
大したトラブルでは無いのですが、ちょっとしたことで予防できるなら嬉しい限りですね。

上部のキャップ部分は、内側にゴムのリングが入っているので、整備中にステムを外してもフロントフォークがストンと落ちる事がなく、整備性も上々。
フロントフォークに取り付ける下玉押しは、割りの入ったタイプなので工具不要で脱着が可能。

シンプルにして、よくできたヘッドパーツだと思います。