前作【Airtime】のデザインを踏襲しつつ、モデルチェンジして登場のJITSIのシューズ【Air4ce】。

シェル全体を柔らかく、それでいて伸びないマイクロファイバー製のメッシュ素材で形成する事で軽さと通気性＆フィット感を追及したデザイン。
外周部分はクランクで擦ったり障害物にぶつけても素材を痛めない様に樹脂を染み込ませる事で保護、特にトゥ(つま先)部分は入念に処理が行われてます。

カカトが収まるヒールカップは、やや小ぶりなデザインでしっかりとカカトをホールドしてくれます。これ、スポーツ用のシューズとしては絶対条件ですね。
インソールは「可もなく不可も無く…」という印象の物なので、最高のライディングを求めるならインソールは最初から足の形にフィットする物に変更しておくとベストです。

ソールはかなりグリップの良いゴム素材を採用。
トゥ＝ペダルを踏む箇所より前方は、「障害物につま先だけで足を着いた時」にも極力滑りにくい様にとギザギザの形状。
ペダルを踏む部分からソールにかけては▲▼▲が並んだデザインですが、ペダルを踏む部分は山を低く、ヒール部分に向かって山を高く並べてあります。
ペダルを踏む部分の山を高くすると、「ペダルに変な具合にソールが収まって乗りにくい」という問題を解消する為でしょう(素材自体のグリップ力が高ければこそのデザインですね)。また、山が低いのに加えて薄目に作ってあるので、ペダルを踏む感覚がダイレクトにわかりやすいのも好印象です。

「外側はローカット/内側はハイカット」のデザインも前作Airtimeを踏襲。
転倒してクランクにくるぶしをぶつけたり、ライディング中にミスしてバイクから飛び降りた時にくるぶしをフレームにぶつけたり…、という時の地味〜な痛さを知ってるライダーさんなら、内側をハイカットにしてクッションを仕込んでくれてるありがたさはご理解頂けると思います。