HOPEがプロデュースするクランクセット。こちらはファットバイク用の【100mm】サイズ。
B.B.シェル幅100mmのBSA/PF46、B.B.シェル幅121mmのPF41のフレームに適合します。フィッティングについては
こちらをご参照ください。(こちらのモデルはシャフト長:165.5mmです)
ファットバイク用の希少な色モノクランク。愛用のファットバイクをカラフル&スタイリッシュに彩るのに使ってやってください。
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モデルチェンジして登場の【EVO】。
前作はシャフトに対してクランクアームを2段階で固定する事で、2ピースクランクで起こりがちな「ペダリングによるベアリングの圧迫」を避けるデザインでした。秀逸なアイデアでしたが、機構が複雑なのも確かで、「レース現場で急ぎでクランクを外したい!」という時に手間と時間が掛かっていたのも事実。
1ボルトでの固定で、かつベアリングを無用に圧迫しないにはどうするか?という事で、作り上げたのがこちらの【EVO】。
シャフトには完全に左右のクランクを固定する。この状態ではベアリングの外幅に対して、ほんのわずかにアソビがある状態。
ここで、左側のクランクの根元に取り付けられた黒いリングを回して、B.B.の外幅にキッチリと合わせてボルトで固定。
何てことないアイデアですが、「フレームのB.B.パイプの幅がほんの少し規定値より長くて、クランクを締めこむとベアリングが圧迫される」とか、「B.B.パイプの幅が少しせまいから、クランクを完全に締めこんでもアソビがある」といった問題とは無縁。整備性も良いし、よく出来てると思います。
専用のスパイダーを使用すれば通常の4アームタイプのチェーンリングが使用出来るのはもちろんですが、HOPEがこのクランク用に開発した「スパイダーレスチェーンリング」を使用する事で軽量かつスタイリッシュなセットアップが可能です。
2ピース(実際は3ピースだけど)のクランクでは、右側のクランクとシャフトが一体となっているのが常ですが、「HOPEは左クランクとシャフトを固定して、右クランクの脱着を行う」というデザイン。
レースの現場で「走行中にぶつけてチェーンリングが曲がったから急いで交換!」なんて時や、「マッドコンディションのダウンヒルで、1本下ったらチェーンリングとチェーンデバイスの間に泥が詰まってペダルがスムーズに回せない!」なんて時にも、ホイっとクランクを外して整備や交換ができるという整備性を求めてのデザイン。
ハードでタフなレースの現場に長らく関わってきたHOPEならではのアイデアと言えます。
パーツによって求められる素材の特性を吟味した結果、クランクアームには7150アルミを、シャフトには7075アルミを採用。ハードなペダリングでもヨジれない硬さ+ハードコアなライディングにも耐える強度&耐久性を両立しつつ、それでいて十分に軽量と呼べる仕上がりです。
細かいことですが、ペダルの取り付け部分用のワッシャーを同梱してくれるのも素敵。レースの現場で起こるトラブルを知り尽くしたHOPEならではの配慮です。