今となっては希少なB.B.低めのトライアル車。加えてショートホイールベース。
ブンブン振り回すならこの短さは魅力的だし、マニュアルやバニーホップ等のテクニックを考えた時にこのB.B.の低さは魅力。

そんな古き良きフレームにチェーンテンショナーを取り付けて、手動2速仕様で仕上げました。


●6速まで対応できるリアハブに、17Tと12Tのコグを取り付けてます。チェーンテンショナーを緩めて、チェーンをかけ変えてチェーンテンショナーを再度固定…という作業で変速が可能です。

20Tx17Tは26inの黄金比。
現代では定番の18Tx15Tに比べてやや軽め。グイグイ踏めるので、ペダリングの基本を覚えるにも適していると言えます。

20Tx12Tは、快適な移動に加えて、ストリートやスケートパークでスピードを求める時に重宝します。
BMXスタイルで乗るなら、26inの定番ギア比は2:1。20:12でちょっと軽めだけど、それでもトライアルのギア比では困難な速度が簡単に得られます。


●「B.B.位置は高い方が取り回しが軽い！」と提唱したのはKOXX。
+80mmのフレームから、一度下がって+45mm、また上がって+80mm…と、ライダーの好みとテクニックの進化に合わせてジオメトリーは大きく変化してきました。
LEVEL BOSSは、KOXXがプロデュースしたフレームの第一弾。(このフレームは第三世代で最終型)
およそ2⁰年前の設計なので、古いと言えば古いのは確かですが、当時の世界チャンプであったBruno(OZONYSの創始者)がバー越えの世界記録を15cm以上更新したり、今でも現役のVincentが「前刺し」のテクニックを実験的にトライしてたり…。当時の彼らが乗ってた＝あれだけのライディングが出来るだけのポテンシャルを備えたフレームです。

B.B.の高さが+0mmというのも当時の定番。
トライアルして、山を走って、ストリートも楽しんで…と、一台のバイクで色々楽しめた時代のジオメトリーなので、「色んなスタイルで楽しみたい！」というライダーさんには適したい一台です。


●前後リムは試乗車やテスト機に使ってた物なので傷がついてますが、極端な変形は無いのでこのまま問題無く使ってもらえると思います。

リムが中古なのに加えて、タイヤがけっこう古い物という事で、セール価格で放出です。


●ハンドルバー、メカニカルディスクブレーキ、リアタイヤが重量級なので、重量はけっこう重めです。
「ポジションセッティングを追及する為にハンドルバーを交換♪」「すり減ったからリアタイヤを交換」と、使っていく中でどんどん軽量化出来ます。