モデルチェンジして登場の【 CLEAN TRIALS 2.0 】のリムブレーキ用マスターシリンダー。
細身のボディで軽量に。だからと言って、強く握り込んだ時にレバーブレードがヨレて力が逃げない様にと配慮されたデザインは前作を踏襲。
オリーブを使用してホースの接続する方式に変更したり、ブリーディング用の穴をM6サイズに拡大していたり、前作ではブレーキクランプがハンドルに残る形だったけど、今作ではクランプも簡単に取り外せる形状に変更されていたりと、使い勝手＝ユーザビリティを追及したモディファイが加えられています。

ピストンのシールリングには、リムブレーキでは一般的なOリングタイプではなく、ディスクブレーキと同様のラッパ状の物を採用。ブレーキフルードに水を使用する場合、ミネラルオイルに比べて粘度が低いのでフルード漏れを起こしやすい傾向にありますが、ラッパ型のシールリングを使用する事で漏れを防ぐ高い効果が得られます。


このマスターシリンダーは、世界のトップライダーであるアベル自身の「オレはこういうパーツが使いたい！」という理想を100%実現するためのパーツ。
ブレーキレバーを強く握りこんだ時にマスターシリンダーやレバーブレードがたわんで力が逃げない様に、必要な部分にはしっかりと素材の厚みを残しつつ、不要な部分はしっかりと削り込む事で軽量化にも腐心しています。 アベルもまた「軽量である事より、性能が第一。」と考えるライダーですが、削れる部分はしっかりと削ろうという姿勢も徹底してますね。おかげでかなり軽量に仕上がってます。