Kris Holmがプロデュースする一輪車用のハンドルバーキット。

サドル前方のグリップの下部に取り付けるタイプ、Kris Holm以外でも同形状のサドル＝QU-AX / Nimbus / UDCのスポーツモデル等に取り付け可能です。

サドルの下部にクランプを取り付け、ここに『T字』のハンドルを取り付け、先端にグリップ部分を取り付けて使用。
『T字』部分は伸縮可能で、T字部分の前後位置を20cm調整可能。また、サドルに取り付けるクランプ部分も大幅な角度調整＆細かい微調整が可能なので、乗車する方の体格や理想のポジションに合わせた細かいセッティングが可能です。

グリップ部分はアルミの芯材をラバーでコートした物。汗をかいても滑りにくい様に表面を凸凹加工してるのが好印象です。
海洋生物を連想させる不思議な形ですが、これがかなり手に馴染むデザイン。握る場所を持ち替えて、軽く体重を預ける時/上り坂でしっかり引っ張りたい時、それぞれの状況での使い勝手について深く研究してるのがよくわかります。
もちろん、グリップ部分の角度も自在に調整が可能です。

サドルの前方にハンドルバーを取り付けるというアイデアは秀逸だけど、ネックになるのはサドルの強度＆耐久性。
坂道を上るのにグイグイとハンドルバーをひっぱった力は、ダイレクトにプラスチック製のサドルプレートにかかってしまうので、早期に変形を起こす問題が危惧されますが、もちろんこの問題も対策済み。
ハンドルバーキットにはアルミ製のベースプレートが付属。このプレートでハンドルの固定部分とシートポストの前方を連結する事で、サドルを補強する＆ハンドルを引いた力をシートポストで受ける事で、長期間のハードな使用でもサドルを痛めない様にと配慮されています。


Kris Holmの製品は、ユニサイクルもひとつひとつのパーツも、使用者目線でよく作りこんでます。
良いパーツだと思いますよ。