【WAW = Wild And Wired】はCREWKERZの自社ブランドのパーツの名前。
その名が示す通り、CREWKERZ社がVeeRubberに依頼して製作したトライアル用のタイヤです。

[26x2.5] サイズとしてはやや太目な印象。ブロックの背が低くく、胴体部分が太目のデザインなので、一般的な背の高さのブロックをくっつけたら26x2.7サイズくらいじゃないかな？というくらい胴が太い＝エアボリュームのあるデザインです。背が低めのブロック、かなり側方に配置されたショルダーのブロック等、いかにも「現代版トライアルタイヤ！」という趣きです。

ペラペラのサイドウォールのおかげで、かなり高圧で乗る事を要求されます。言い換えれば、高圧にしておいても、障害物のちょっとした凹凸を使ってやればしっかりとタイヤがツブれて反発を返してくれるという事。 傾斜した場所や小さな凸凹のある場所でも高圧にしておけばタイヤがヨレヨレせず、安定して走る事が出来るというのは、現代のコンペにおいては大きな強みになると思います。

軽量志向でサイドウォールを薄めにデザインしたタイヤの泣き所がサイドウォールの強度。
尖った岩や障害物の角に強くこすった時にサイドウォールが破れる…というトラブルが起こりやすいのが弱点なのですが、このタイヤはサイドウォール部分にケブラー繊維のシートを内包する事で厚めのサイドウォール以上の強度をもたせています。
「競技大会中のトラブル厳禁！不安要素は徹底的に排除する！」というCREWKERZの信念が感じられますね。

空気圧高めで乗るのが好き！というライダーさんや太目のタイヤが好きなライダーさん。「何が良いかわからないけど、今乗ってる硬いフレームと相性の良いタイヤが欲しい」というライダーさんにはオススメの1本です。