「強度・耐久性を持たせるには、ハブのシェル部分を大きめにデザインしたい」
「でも、単純にシェルを大きくするだけだと、厚みが増して重くなる」

という事で、2ピースの部材を真ん中で溶接するという画期的なデザインで作られたのがこのハブです。
ハブシェルの中央部分、心電図みたいなジグザグのグラフィックが入っている部分をよく見ると溶接の跡がわかりますね。

こういう画期的であったり、斬新な製品を数々プロデュースしてきたKOXX社。やっぱりすごいメーカーだったなとつくづく思いますね。


軽量化を追及するため、フランジも一般的なデザインに比べると小さめ。スポーク長が長くなる分ホイールの剛性が落ちる…という不安要素はあるけれど、KOXX-Oneの当時の面々＝世界のトップレベルのユニサイクリストがガンガン乗りこんでテストしていたので（楽しく乗り回してただけかも知れませんが…）、ホイールの剛性や強度・耐久性の面でも問題無いと自信を持ってプロデュースしたのは間違いないでしょう。


形状は同じですが、ボルトのサイズ＝内部の穴の大きさが異なる2モデルをラインアップ。
【Lite】は15mmのボルトを使用する事で、内部の穴を大きく＝より軽量化を追及したモデル。フランジの形状もギザギザに削りこんで徹底した軽量化を計ってます。

【Reinforced】は強度重視のタイプ。
固定ボルトを12mmとする事で内部の穴を小さく＝シャフトを肉厚にする事で強度・耐久性の向上を狙っています。

軽量と強度＆耐久性の両立を求めるなら、このハブは見逃せませんよ。