手の平部分にはしっとりと柔らかくて手になじむブラックアマーラ材を、甲部分には縦横どちらにもよく伸びるストレッチ素材を使用。親指部分は額の汗をぬぐえる様にタオル生地を使用しています。また、手の平や指先にはラバー製の滑り止めを配置…と、基本的なデザインは現代のグローブの定番となっていますが、細かい部分を見ていくと独自の工夫があちこちに見られます。

親指の手の平側はストレッチ材に分割したブラックアマーラ材を張りつける事で、グリップを握りこんだ時に記事がダブつかない様に配慮。
また、親指の付け根部分(滑り止めのツブツブがついた部分)は手の平部分からはみだして、手の甲のタオル生地の部分まで回りこむことで、穴の開きやすいポイントをしっかりと保護してくれてます。

手首はベルクロ無しで、手首の曲げを妨げないデザイン。
好みが分かれるところだと思いますが、個人的にはベルクロ無しの「装着感」の少なさは大きな魅力であると思ってます。
しっかりと伸びるストレッチ材のおかげでグローブをはめたり外したり…も問題ないし、手の甲部分でしっかりと手の平をサポートしてくれるのでライディング中にずれるという問題もありません。

サイズとしてはそのまんま日本人の手のサイズという印象。標準的な大人の手でLサイズがちょうど良い印象。指の部分のストレッチ材もよく伸びるので、「手のサイズの割に指が太い」という方にも違和感なく使ってもらえると思います。

流行に流されず、独自路線を突き進む姿勢はバイクだけでなくウェアにもしっかりと注ぎ込まれている様です。