初期モデルの【H2O】マスターは好評で完売。
もちろん「もう一回作ろう」となったけど、場側の都合でなかなか再生産できずにいました。
困ったHASHTAGGが考え出したのは「高性能なマスターシリンダーを持ってきて、自分好みに改造しちゃえ!」という裏ワザ的なアイデア。
イギリスの某メーカーからシリンダーボディ&ピストンを購入して、HASHTAGGらしいブレーキレバーを組み込んだのがこちらの【H-Pro】マスターシリンダーです。
・見ればわかるとおり、TRIALTECHの【SPORT HP】のシリンダーボディを流用してます。
-ハンドルバーに固定する部分はツルリと仕上げることで、ライディング中に足をぶつけてもケガしない様に。
13mmのピストンで制動力を高く。
-ピストンにはOリングを2個組み込むことで耐久性にも配慮。
-内部のスプリングを柔らかめとする事で、ブレーキレバーの引きを軽く。
-レバーブレードの固定部分にはドイツ製の『樹脂ベアリング』を組み込む事で、柔らかめのスプリングでも確実に動く様に配慮。
優秀なマスターシリンダーであることは間違い無いです。
・レバーブレードにはHASHTAGGのコダワリ…、正確には開発ライダーであるビンス(Vincent Hermence)のコダワリが凝縮されてます。
ゴツくて太いデザインとする事で、強く握りこんだ時に曲がったりネジれたりして力が失われない様に。
前輪を刺してから、後輪にスイッチ!というテクニックでブレーキレバーをした方向に押さえる時に、安定して力が入る様に。
ビンスはもともとクレイジーな位の軽量マニア。KOXXで新しいパーツを作っても「1gでも重くなるなら使わない!」という位のコダワリっぷりでした。
そんな彼が重量が少々増えてでも、レバーブレードはゴツっとしたデザインが良い!とコダワるのは、それだけ重要なパーツだってことですね。
※欧米のライダーさんのデカい手に合わせたデザインなので、「レバーブレードの位置は遠い方が好き♪」というライダーさん向け。
※スプリングが柔らかめなので、一般的なブレーキフルードを使用するとレバーの戻りが遅くなる場合があります。
TRIALTECHの水フルードの使用を強くオススメします。