CREWKERZの完成車、【JEALOUSY】、2024モデルの【Desire】に標準装備のフロントフォーク。
9mmスルーアクスル対応のフロントハブと
ハブシャフトは別途ご用意ください。
最近ではECHOやCLEANなどの他メーカーも『1.5テーパー(下側1.5インチ)』の変形ヘッドチューブを採用する様になってきたけど、元祖はCREWKERZ。もちろんこのフォークも、「上:1-1/8 下:1.5」の特殊な形状のヘッドチューブ専用のフロントフォークです。
前身のATOMZ次代から「軽量化よりも大事な事がある」という持論をいち早く展開してきたCREWKERZ。今では多くのメーカーが賛同するこの路線を確立したのはもちろんだし、そのスピリットは変わらずに製品に反映されています。(今年から徐々に軽量路線も始めるそうです。お楽しみに)。
フォークその物をゴツっと作るだけではなく、ヘッドチューブの大径化やスルーアクスルのハブで左右のブレードを確実に連結する事など、トータルでのガッシリ感の強化を考慮したデザイン。
フォークコラムの付け根はテーパー状にする事で、下玉押しを使用せずにベアリングにフィットするデザインになってます。
ガッシリ感=硬いフォークの魅力については、メーカーだけでなくライダー達にも浸透してきている様子。軽量化世代のライダーはいまだに軽量化を最重要視する傾向が強いけど、硬めのアルミ製のフォークの使用率も決して低くないです。特に、本質を追及するライダー達の中で使用率が高いと感じますね。
「ヘッドパーツやハブが特殊だから…」という取っつきにくさはもちろんわかるし、利益を追及するなら一般的なデザインの方が良いに決まってる。それでも、信念を曲げずに貫き通す…。それも、「いつかはこれがメインストリームになる」と信じて突っ走る。
それがつまり開発力であり、実際にトライアルの機材の進化を進めてるのは確かだと思います。
CREWKERZの立ち上げから早3年。そろそろ見慣れてきたけど…。
それでも新製品が入荷する度にドキっとかゾクっとかさせられる、そんなメーカーです。