一輪車において一番重要なパーツである『ホイール』。
ホイールを構成する各パーツ本来の性能を確実に引き出すために、ホイールを一度分解して加工を行い、確実な組み立て作業を行う作業メニューです。
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●ご希望の一輪車をカートに入れた上でご依頼ください。
●以下の作業を行います。(☆印が【スタンダード組】との違い)
・クランクの取り外し→グリスアップして確実な取り付け
・クランクのペダルネジ穴へのグリスアップ
・クランクの破損を予防するペダル用ワッシャーの取り付け
・ハブベアリングへの注油
・ホイールの分解(☆)
・ホイールのハブ&リムのスポーク穴の面取り加工(☆)
・ホイールの組み立てと増し締め
・サドルの固定ボルトの増し締め
・身長に合わせたシートポストのカット(必要に応じて作業を行います)
・ブレーキホースのカットとブレーキフルードの充填(ブレーキを装備した一輪車の場合)
●作業を行った後、『ペダル』と『サドル(シートポスト)』を取り付けていない状態でのお届けとなります。
●以下の作業にあたり、組み立てに関するご要望を選択して下さい。
1.ホイールの組み方 -----------------------------
ホイールを分解しますので、ご希望の組み方でご用意させて頂く事が可能です。
- ホイールの組み方について
- ・20インチ以下のホイールであれば、【JIS】または【イタリアン】で十分です。
・ホイールが大きくなると、ペダリングの力がスポークの“たわみ”で損なわれます。【逆イタリアン】で組む事でロスを低減する事ができます。
ただし、スポークには強い負荷がかかりますので、強度・耐久性に優れたスポークへの変更をオススメします。
・スポークの組み方を【AS6】とする事で、限りなくロスの無いホイールに仕上げる事が可能です。駆動力のかかるスポークには強烈な負荷がかかりますので、スポークを【SAPIM】社の物に変更します。
(作業料金にスポーク代金が含まれます)
・AS6は前進にのみ有効であり、後進の際にはペダリングの力が損なわれやすくなります。前進・後進の切り替えを頻繁に行う用途には不向きです。
2.ホイールの組み加減 -----------------------------
・体重をかけた状態でホイールをこじる一輪車の動きに対応するため、とにかくガッシリとホイールを組むのが基本です。
・ただし、塗装やコーティングで着色されたスポークの場合、ガッシリ系のホイールを組む過程でスポークの交差部分の着色がはがれる場合がございます。
「色がはがれるのは耐えられない!」という方は[ 程よい組み加減で。 ]を選択して下さい。
3.ホイールの緩み止め -----------------------------
・ホイールのスポーク&ニップルのネジ部分に緩み止め剤を注入します。
・(適量)で十分効果があります。
・(大盛)にするととにかく緩みにくいのですが、後々のホイールの振れ取り作業の際にニップルが回りにくくなります。(熱を加えれば緩み止め剤は効力を失うので作業が可能になります。)
・「乗った後は毎回完全整備。ホイールも毎日締め直す。」というプロメカニック志向の方は、緩み止めを注入しない事をオススメします。
4-5.シートポストのカット -----------------------------
・工場出荷状態の一輪車は「サドルを目いっぱい低くしてもペダルに足が届かない」というケースが多々ございます。使用者様の身長/体格に合わせてサドルの高さを調整するため、シートポスト(サドル下部の棒)のカットを行います(※1)。
「サドルからペダル下死点」までの長さをご指定頂くか、「よくわからない!」という場合は身長をお聞かせ頂けましたら適正な長さにシートポストをカットさせて頂きます。
シートポストをカットした後もサドルの高さは調整可能ですので、あまり神経質に数値にコダワって頂く必要はございません。
※【重要】
トライアル/ストリート/フラットランド、マウンテンライド に使用する一輪車は、通常の一輪車に比べてサドル位置を低めにセットする必要がございます。サドルの高さ⇒【よくわからないので身長で指定】を選択する場合は、以下の通りの数値を選択してください。
●一輪車を、トライアル、ストリート、フラットランドに使用される場合は、実際の身長より20cm低い数値をご入力下さい。
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一輪車で山道を走ったり、時にはトライアルっぽいアクションにも挑戦したい!」という場合は、実際の身長より10cm低い数値をご入力下さい。
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※1) 目いっぱいサドルを下げた状態でも、ご希望のサドル高さまで下げられない場合は、一輪車のフレーム側をカットする必要がございます。
作業を行う過程で、当社にてフレーム側のカットが必要と判断した場合は改めてご連絡致します。