Kris Holmがプロデュースするサドル。
こちらは程よく薄く＆程よいクッション性を考慮した中間的な厚みのモデル【Fusion Trial&Street】です。

グラブしやすいバンパー(グリップ部分)の形状や、強度/耐久性に優れたベースプレートの採用等、現代のユニサイクルサドルのお手本となったモデルです。

例えばフランスの【Impact】はトライアルやストリートにも極薄タイプのサドルを定番としているけど、あえて厚みを持たせてクッション性に配慮しているのがKris Holmらしいポイント。「体を動かすスペースを大きく確保するならスリムタイプが良いけど、オレはトライアルやストリートにはこういうデザインが良いと思う。」という、信念というか明確な意思が感じられる製品造りは、自身が色んなスタイルでじっくりと乗りこんできたからKris Holmならではですね。

クッションには中央部分に割れ目を作ることで、前立腺の圧迫による身体的トラブルを予防するためのデザイン。トライアルやストリートならサドルに座らない時間も長いけど、それでも移動の時は座ってペダリングするし、大きく飛んで着地する時にはサドルに体をぶつける事もある…ということで、Freerideモデル同様に割れ目を作ってあるのだと思います。

どこまでもライダー目線のモノ作りの姿勢、ステキだなと思います。