スプリングが柔らかめなので、一般的なブレーキフルードを使用するとレバーの戻りが遅くなる場合があります。TRIALTECHの水フルードの使用を強くオススメします。
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・2023年から『
SHORT REACH(ショートリーチ)』のモデルが追加となりました。
『
STANDARD』は欧米のライダーさんのデカい手に合わせたデザインなので、「レバーブレードの位置は遠い方が好き♪」というライダーさん向け。
『
SHORT』は、ブレードの長さはSTANDARDと同じですが、レバーブレードの初期位置が25mmハンドルに近づきます。レバーブレードも細目になってるし、指2本で握れるデザインになってるので「手が小さめ」「レバーブレードがグリップに接触するくらいまで握りたい!」というライダーさん向けです。
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【TRIALTECH】は、Inspired社が展開するパーツブランド。
ストリートxトライアルのイメージが強いけど、TRIALTECHではコサワりを詰め込んだパーツを色々と作ってます。
・こちらは油圧リムブレーキのマスターシリンダー。
シリンダーボディは細身にデザインする事で軽量化を実現しつつ、大柄なライダーさんが大きく飛んでふとももをぶつけた時にも痛くない様に、クランプ部分をスムーズな曲線でデザイン。
オープンクランプの方が整備性は良いけど、どうしてもクランプ部分が出っ張ってふとももをぶつけてしまうので、本気のライディングを考えるならクローズドクランプは必須と言えます。
・シリンダー内径は高い制動力を求めて13mmのデザイン、特性のピストンにはもちろんOリング2個を装備してシリンダー内部の傷⇒オイル漏れのトラブルを予防します。
Oリングが1個だけの【Carthy】に比べるとややスムーズさに劣るけど、内部のスプリングが柔らかめなので他社のレバーに比べると引きは軽めです。
・シリンダーボディのスリム化の為に、エア抜き/オイル交換用のドレンボルトは上部に埋め込まれたイモネジ。
特殊な形状のドレンボルト穴にフィットする、使い勝手の良いエア抜きアダプターも付属します。(アルミ削り出しの「ここまで作りこむか?」というパーツです。スゴイ。)
・レバーブレードの固定シャフトは、万一の時にも抜け落ちない様に配慮されていたり、アソビ調整用のTPAダイアルは回転が抜群にスムーズだったりと、細かい所まで気配りが行き届いた製品です。