ひと昔前までは丸い穴を控えめに開けるのが精いっぱいの軽量化だったのですが、2017年現在ではリムの穴開け加工に各社の個性やコダワりが見られたり、中には穴あけ加工を廃したリムまで登場したりと、多種多様なリムが存在します。

リムの素材と断面形状を見直し、「穴の形状は●じゃなくても良い」という現代の流れを作った最初のリムがこちら。(まぁ、作ったのはKOXX社であって、ROCKMANは同じリムを販売しているというだけではありますが…)

穴の形状を平行四辺形とする事で穴の面積をかせぎつつ＝軽量化しつつ、スポーク穴の周辺にはたっぷりと肉を残したデザインです。
「どこまで軽く出来るかな？」という軽量化を追及する過渡期の製品なので、まだまだ素材は厚めにデザインされているので重量はやや重めですが、その分現代の超軽量リムに比べて強度・耐久性は高め。
手で押したりヒネったりするだけでも、その優位性は十分に把握できるくらいに違いを感じます。

「ハードに乗るから、軽量化よりは強度・耐久性を重視したい！」というライダーさんにはオススメのリムですよ。